作品紹介/岐阜県営住宅ハイタウン北方・高橋棟//高橋晶子+高橋寛/ワークステーション

岐阜県営住宅ハイタウン北方・高橋棟

所在地：岐阜県本巣郡
主要用途：集合住宅（マンション）
撮影者：ワークステーション
雑誌掲載：新建築2000年5月号、新建築1998年5月号
　　　　　　ＧＡＪＡＰＡＮ14、日経ｱｰｷﾃｸﾁｭｱ、ディテール139
　　　　　　 Lotus100、Dialogue、Arquitectura Viva62　　
　　　　　　phaidon atlas
受賞：全日本建設技術協会賞

内から外へ設計すること、「男性原理」のトップダウンとは反対にユニットプランとその組み合わせから配置にいたるというボトムアップの手順で設計を行った。４人の建築家がひとつの中庭を囲む。北西側に位置する高橋棟は、日本の農家の平面形式に近い田の字型プランで、「がらんどう」を可動建具や家具でやわらかく仕切って住むイメージである。日本の風呂敷が、自身は固定したかたちを持たずもののかたちになじみながらものを包むのに似ている。外部廊下と部屋の間につくった「土間」は内部の廊下でもあり、光や風を取り入れながらプライバシーを確保するバッファゾーンでもある。
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